姿勢の崩れは前後左右いろいろありますが、横からみた前後に崩れたタイプをご紹介します。
理想のライン上(赤いライン)に耳の穴・肩の真ん中・大転子(股関節)・膝のお皿の後ろ・くるぶしの少し前あたりがあるとバランスよく立てます。
いかり肩タイプ
頭の位置は隣の首猫背タイプと同じ様な位置にありますが肩を引いてバランスをとっています。肩で風を切って歩いている方はこのタイプです。背骨のカーブがなくなって衝撃を吸収できません。
いい姿勢と勘違いタイプ
骨盤は前に傾いて背中や足が緊張しています。この姿勢が当たり前になると、力が抜けないだけでなく、力が入っている事にも気が付かなくなります。そうすると、体の不調にも気が付かなくなってきます。
首猫背タイプ
理想的な重心線から頭がかなり前に出ています。頭の重さはおよそ体重の10%ぐらいと言われています。ボーリングの球を前にならえの位置で持つことをイメージしてください。腕がプルプルしますよね。頭が前にずれるとそんな状態と変わらないのでが首、肩の筋肉がフル稼働に。いつの間にか首、肩こりになります。
背中まっすぐタイプ
一見きれいな姿勢に見えるかもしれませんが、肩の位置が理想的な線より後ろにきています。全体に力が入って、背骨のカーブがなくなってしまいます。カーブがなくなると衝撃を吸収出来なくなります。
おじいさんおばあさんタイプ
背骨が平らに固まって膝が曲がり腰(骨盤)がねじれなくなっています。極端に背骨に負担がかかってしまう姿勢です。だらっと力が入らなくなって、重力に負けています。
ポッコリお腹タイプ
お腹の位置でバランスをとっています。腰のカーブがなくなり腰痛になりやすい姿勢です。下腹部は引っ張られて緊張しているのですが、この姿勢が固まってしまうと、お腹の筋肉が緩んできて前側の支えがなくなり、ポッコリお腹になります。
のけぞりタイプ
この姿勢は、腰の筋肉が働きにくくなり、腰骨の負担が大きくなりやすい。太ももの前、裏の緊張が強くなり足の疲れも出やすくなります。妊婦さんもこの姿勢になりやすいです。
いい姿勢
理想のラインに指標がありますがもっと背中が丸くなっているといいです。
どの悩みにも関係してくるのがお身体のバランス(重心バランス)です。
人の身体(不調)に関係しているもの、原因は様々で幾重にもかさなっていたり、目に見えるものだけではなかったりします。
今、感じている不調や身体の状態を一度チェックしてみませんか?
自分の身体のことは、自分が一番よく知っているはずなんです。
本来ある感覚を取り戻し、自分の身体を感じましょう。